塾  報

塾報NO.44 2026年3月25日号

「帰宅したら、玄関で脱いだ靴をそろえる」

 遠くだけ見て、一足飛びにそこに到達しようとすると、足元が見えにくくなります。
そのために石ころや、わずかな段差につまずいたり、転んだりすることがあります。
 人生も時に、同じようなことが起こります。「大事を成さねば」と気負って、夢や目標を立てるのはいいのですが、それに焦りや不安が伴うと、かえって身動きがとれなくなります。

他事ばかりに意識を向けていませんか。
自分の足元がよく見えていますか。
急ぐこと、面倒だと感じ、いい加減になっていませんか。

 でも、そういう時こそ、呼吸を整え、日々の小さな積み重ねを疎かにせず、ひとつひとつ丁寧に取り組むことが肝心です。

 「脚下照顧」

 足元の、些細と思われるようなこと、なんでもない所作を疎かにしない。大事なのは日常のなにげないこと、何もないところにも心をこめるということです。

 無造作に脱ぎ散らかしていませんか。

足元から目をそらさないためにも、どうか毎日、帰宅したら玄関で脱いだ靴を揃えてみてください。靴を揃えることは、翌朝、最初に踏み出す大切な一歩にもつながります。